新型コロナウィルス感染症への消化器内視鏡診療の対応について
2020.04.04
消化器内視鏡検査の施行にあたっては咽頭や鼻腔の麻酔の際や内視鏡検査施行中に咳を誘発することが多いため、エアロゾルによるウィルスの伝播が危惧されます。
大腸内視鏡検査においても、糞便からのウィルス排出の可能性も指摘されているため、大腸内視鏡検査施行においても潜在的な感染リスクがあり得ると言われています。
新型コロナウィルス感染拡大を予防するため、
・感冒症状や37.5℃以上の発熱、強い倦怠感、息苦しさがある方
・2週間以内に新型コロナウィルスの患者やその疑いがある患者との濃厚接触歴がある方
・2週間以内に感染流行地域への渡航歴がある方
は内視鏡検査を延期または中止させていただくことがありますので、予め御了承下さい。
内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)の洗浄と消毒について
当院では内視鏡検査器具を通じての感染が生じないように日頃より内視鏡技師と看護師がガイドラインを遵守してスコープ、器具の洗浄、消毒を厳重に行っております。
今回の対応は、検査中に医療スタッフへ感染することによる感染拡大を予防するためです。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。